「人狩り熊」を読みました
またしても熊の本です。
2016年の十和利山での4件の熊による食害事件に関する本です。
本来、警察や行政が検証を行って報告を行うべきだと思いますが、全く不足しており、事件が風化してしまうことを恐れた著者が事件関係者に話を聞いて事件の概要を推察しています。あくまで推察なので完全に当たっているとは言い切れませんが、長年の熊の研究からその精度は高いと思われます。
登場する熊が多く、また地名の位置関係をなかなか覚えられず、本の最初に載っている地図を何回も見返しながら読み進めました。
食害の状況について図が載っていたり、割と克明に描かれていたりもするので、そういうのが苦手な自分としては苦しいものがありましたが、こうしてちゃんとまとめられた本を読めたのは良かったです。
「熊は人を食べない」「熊を殺すな」という人も、とりあえず一読してみることをお勧めします。
しかし、この事件、このブログを書いている3年前のことなんですよね。こんなに大ごとだったのに、まったく記憶に残っていませんでした。興味が無いってのはこういうことかと。
さてさて、次はいよいよ羆嵐に手を出します。
あー、憂鬱です(笑)