It's a wonderful life !

日常のつぶやきや、病気のことを語ります

「されど愛しきお妻様」を読みました

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本の表紙に書いてある通り、「大人の発達障害」の奥様と、脳梗塞高次脳機能障害になった旦那さんのお話です。

前半は奥さんがリスカしまくるお話で、正直「うわー……」という感じで若干引いていましたが、文体のおかげで何とか読み進められました。ところが、旦那さんが脳梗塞になったところからは一転してグイグイ引き込まれ、最後まで一気読みという感じです。

発達障害という言葉はよく聞くけど、周囲を見回してもそういう人は(たぶん)おらず、イマイチよく分かっていなかったんですよね。それと高次脳機能障害。こちらは以下のマンガを読んだことがあるのと、

anbox.hinami.net

下の記事を読んだことがあるぐらい。

business.nikkei.com

今回、お妻様の1ケースだけではありますが発達障害、それから高次脳機能障害について知ることができたのは良かったです。本の中で出てきた「不自由を障害にするのは環境」という言葉は、自分の中で忘れないようにしたいと思いました。

で、この本なのですが、家庭における家事の分担について悩んでいる人に対して、かなりヒントが詰まっているのではないかと思いました。旦那さんとお妻様、それぞれ得意な所と不得意なところを補完しあって生活を営んでいく。それは病気をしていない人々にも有効な関係性なのでは? そもそも夫婦というのはそうあるべきでは?

なんて思いました。

まあ、独り者だし、そもそも人との関わり合いが苦手なので、よく分からんのですけども。
なんとなく……そんな感想を持ちました。