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日常のつぶやきや、病気のことを語ります

【感想】2051年のゲーマー達へ

Twitterで見かけた本で、表紙の「初老。」という単語が妙に刺さってきたので買いました。

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初老というと、もともとは40歳ぐらいの人の事を指していたようですが、NHK放送文化研究所のサイトを見ると、今では60歳ぐらいと考えられているそうです。

www.nhk.or.jp

ということは、私もまだ初老ではないわけなんですが、妙に刺さってきたのはなんででしょうか(笑)

本の中身はというと、インベーダーやパックマンの登場をリアルタイムで見てきた世代の今と、その世代が31年後に迎えるであろう未来について綴られていました。

考えてみると、数々の社会現象を生み出したインベーダーに夢中になった人たちでも、その後はたいしてゲームをやっていないという人たちも数多いわけで、未だにこうやってゲーマーとして現役であり続けるというのもすごい話ではあるなぁと思いました。

それこそ40年近くも飽きずに続けられる趣味というものは、それほど多くないでしょう。

それから再び初老という単語に戻ります。

本の中で触れられていますが、著者の周りの「入院しました」報告や、べーしっ君を書いたあらい荒井清和さんの入院話を読んで、「いつまでも若くはいられないんだなぁ」という現実を突きつけられてしまいました。

本のタイトルは2051年のゲーマー達へなんですが、今から31年後、私は果たして今と変わらずゲームを楽しんでいるんでしょうか。そもそも生きているのか?(苦笑)

なんだかモヤモヤとする読後感ではありますが、印象に残る1冊となりました。